2021年5月更新
自然が美しいマルタの離島
ゴゾ島(Gozo)
マルタ島と比較すると、自然が手つかずのまま残っており、マルタ島の喧噪とはうってかわって静かで落ち着いた雰囲気が漂います。ゴゾに住む人々は農業や漁業関係者が多く、それほど商業施設はないものの、中心にあるビクトリアという町には歴史深い建築物があり、その周りにはちょっとしたお土産やさんやレストランが並びます。
コミノ島(Comino)
「ブルーラグーン」と呼ばれるエメラルド色の海がひろがります。マルタはどこに行っても海が美しいのですが、コミノ島の海の色は格別ですので、ぜひ訪れていただきたい場所の一つです。ただし、冬季にはフェリーが出ていませんので、どうしても行きたいという方はフェリーの出る春~秋に訪れてください。
ゴゾ島への移動
スリーマからチルケッワ港まではバスで約1時間
個人で行く場合はマルタ島北側の港町「チルケッワ港」までバスでいき、そこからフェリーに乗り換えます。チルケッワ港までのバスは222番が直通。約1時間で到着です。その後チルケッワ港からフェリーに乗ってゴゾ島・コミノ島に到着。
チルケッワ港からゴゾまではフェリーで45分
ゴゾ島に行くには、マルタ島の北にある「チルケッワ」という港からフェリーに乗ります。
所用時間は45分。
就航しているのは以下の3社。2021年6月まではGozo Channelしかありませんでしたが、今は3社となりました。
以下の情報は2021年5月現在のものです。
・Gozo Channel
大人料金:4.65ユーロ
3~12歳料金:1.15ユーロ
車や自転車と共に乗り込む場合の料金はこちらのページをご覧ください。
The Gozo Channel Company
Tel: (+356) 2155-6016
https://www.gozochannel.com/
・Gozo Fast Ferry
以下は料金表ですが、上の緑の欄は「Tallinja Card」で払う場合です。カードがない場合は下段、紺色の「Standard Fares」をご覧ください。
Tallinja Cardがあれば、大人は7.99ユーロ、子どもは3.99ユーロです(3歳以下は無料)。
以下はカードではなく、オンラインやアプリで支払う場合の料金です。その場で購入する場合は12ユーロ、子どもは6ユーロです。
・Virtu Ferries
シチリアとマルタをつなぐフェリー会社が、マルタ―ゴゾをつないでいます。
一番上が標準価格、2行目はTallinjaカードを使った価格です。
スケジュールは以下の通りです。
【平日】
【週末】
スリーマからフェリー
複数の旅行社がゴゾ島・コミノ島へのフェリーツアーを催行しています。料金は大人が約20ユーロ前後、子供が15ユーロ前後が一般的。チルケッワ港まで時間をかけてバスに乗るのもよいですが、スリーマからこのフェリーに乗ってしまえば早いし楽! そのほかにプライベートボートなどで行く方法もあります。
☆時期によって停泊場所や時間がちがいます。→Luzzu Cruises スリーマからゴゾ・コミノ
フェリーの中でお酒や軽食をいただけるツアーも。★Luzzu Cruises ゴゾ・コミノ飲み放題つき
(フェリーでスリーマを出ると、対岸のバレッタが見渡せますのでシャッターチャンスです!)
ゴゾ島についたらバス移動
フェリーでゴゾ島に移動したら、そこで待っているバスに乗り換えます。バスは街中を通り、自然の平野を抜けて一路中心地の「ビクトリア」へ。ビクトリアには「シタデル」という旧地区があり、かつては城塞として利用されていました。今はほとんど廃墟になっていますが、大聖堂の部分だけはきれいに残っています。ここ数年で壁が復元され、2015年に訪れた際は補修工事が行われていました。
ビクトリアの町は観光客が増え、お土産やさんなどがひしめく路地があります。
ゴゾ島と今はなきアズールウィンドウ付近
かつてはきれいなアーチを保っていたアズールウィンドウ。2017年に以下のアーチは波によって破壊されてしまいましたが、美しい周辺の海は今でも健在。ボートにのって海岸沿いを楽しんでください。
アズールウィンドウの以下のようにごつごつした岩場ですので、ビーチサンダルは危険かもしれません。できれば靴を用意するのがお勧めですが、荷物にもなりますのでかかとで固定できるビーチサンダルがあればベストです。
小さなボートで周辺の内海をまわることができます。自然にできたトンネルがあり、その中に入って行くのですが、まさに冒険という感覚です。シュノーケルをする人にも人気の場所ですので、ぜひ試してみてください。(2018年3月現在 4ユーロ。ボートを降りるときに支払います。コインを用意しておくとよいでしょう。)
ゴゾ島「Xlendi Bay(クレンディベイ)」の崖からは美しい夕焼けが
ゴゾ島には本島よりも人が少なく、観光地化されきっていない自然の残る場所がたくさんあります。中でもクレンディベイはわざわざ夕焼けを見にくる人も多い隠れた名所。もしゴゾ島で夜までゆっくりできるなら、夕方に行ってみられてもよいですね。
ゴゾ島からコミノ島へ
マルタからゴゾ島に渡った場所からコミノ島へは、往復10ユーロで船が出ています。20人乗りぐらいのボートと小さいものですが、30分おきであるので便利です。(冬は出ていません)
ご覧ください!コミノ島のブルーラグーンです。これぞ地中海!と言わんばかりの美しさ。
ただし、陸地の面積がとても少ないので、混雑を避けたい方は朝早めにつくようにするとよいでしょう。昼についたのでは、パラソルはすべて貸出中になっていることを覚悟の上です。
「簡易テントを持参したら重宝しました」(A様)
コミノ島にはほとんどレストランがありませんが、海際に「海の家」のようなお店があります。
いくつかお店がありますが、扱っているものは大体同じような感じです。セットで6ユーロぐらいですので、水にぬれても良いコインで10ユーロも用意しておけば足りるでしょう。もちろんゴゾ島などで使う分もお金は必要ですので、すべて使い切って、残りはコインだけ!としておけば、海にお金を持って入って濡れても平気ですし、陸地において見張っておかなくてもよいので便利です。
帰りのフェリーにて。季節にもよりますが、サンセットの時間に帰ってこられれば、とてもきれいな夕日をフェリーから楽しむことができるでしょう。
旅行社のツアーなら観光もついて便利!
時間がない方には旅行社のツアーがオススメ。個人でバス・フェリーを乗り継ぐのも楽しいのですが、かなり時間に余裕をもってお出かけいただく必要があります。
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