第一次世界大戦時、異国マルタで命を落とした日本人を悼む

日本人戦没者71名の墓地にお参りをする

マルタで命を落とした日本人がいることをどのぐらいの人が知っているでしょうか。当サイトを含め、マルタは地中海が美しいとてもよいリゾート地と紹介していますが、マルタは第一次大戦時、様々な国から攻撃を受けました。

歴史は苦手だったという方も、「日英同盟」という言葉を覚えているかもしれません。当時日本はイギリスと同盟関係にありました。第一次大戦はオーストリア・ハンガリーの皇太子が暗殺されたことを発端にことが大きくなっていきます。

日本海軍はイギリス艦隊の援護のため地中海を航海しているところを攻撃され、マルタの地に墓地をたてられることになってしまいました。ここに眠るのは71名。すべての人の名前が墓石に記されています。

風の音が少しうるさいですが、墓地はこのような感じです。

時がたち、日本人は楽しむためにマルタに行くようになりました。ここに眠る人たちはどんなに日本に帰りたかったかと思うと胸が苦しくなります。マルタに行かれる方は、ぜひ日本から来た者として墓地に参拝してみられることをお勧めします。

日本人墓地までの行き方

バレッタからは3番もしくは94番のバスがでています。(2018年5月現在)20~25分とありますが、実際にはもう少しかかる可能性がありますので余裕をもって出てください。(基本情報にもあるとおり、閉門が16時と少し早いため)

バレッタでバスの運転手に聞くときは、「I’d like to go to the Kalkara Naval Cemetery」(カルカラの墓地に行きたいのですが)や「Do you go to the Kalkara Naval Cemetery?」(子のバスはカルカラの墓地までいきますか?などと聞いて確認するとよいでしょう。

↓バレッタから墓地までのバス

バス停からは墓地までは数分歩く必要があります。どっちを向いて歩いたら良いのかわからなくなりますので、以下のようにあらかじめ降りるバス停名とその周辺の地図を、グーグルマップなどで確認しておくことをお勧めします。

もしくはバスを降りる時に、「Which way should I go?」(どっちに向かって行けばいいですか?)と聞けば、指をさして教えてくれると思います。

墓地からバレッタに戻るときのアドバイス

バレッタからはたくさんバスが出ているので良いのですが、墓地から戻るバスはあまり本数が多くありません。そんなときはスリーシティーズの主要バスターミナル、Richeまで歩いてもよいでしょう。

グーグルマップで出てくる通り、徒歩約20分。真夏の暑さでは少し辛いかもしれませんが、いつ来るかわからないバスを待つよりはよいかもしれません。

また、閉門が16時と言うことですから、朝早めに墓地にお参りをし、そのあとでスリーシティーズ観光というのがよさそうです。

英連邦海軍墓地(日本人墓地)の基本情報

住所:23 Zarzerell, Ix-Xgħajra
開門:月曜~金曜 7時~16時